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バネブログ

光洋の防災・BCPの取り組み

毎年9月1日の「防災の日」を含む8/30~9/5は防災週間として認定されています。101年前のこの日、関東大震災が発生しました。今年は、元日の「令和6年能登半島地震」をはじめ、日向灘や神奈川県沖を震源とする大きな地震が発生しています。8月には気象庁から「巨大地震注意」が発表されるなど、いわゆる南海トラフ地震がより現実味を帯びてきました。
そこで今回は、当社のBCP(事業継続計画)の取り組み、特に防災についてお伝えします。

BCP推進委員会の取り組み

BCPとは、Business Continuity Plan(事業継続計画)の略で、自然災害のように潜在化した脅威による損失と影響を「平常時」に分析し、その結果に応じた対策の検討を行い「非常時」に事業継続を確実に行うための情報や手順、方策などを取り決めておく計画のことです。

当社では、BCPに継続的に取り組むために、BCM(事業継続マネージメント)を行う推進委員会を設置しています。

毎年実施している防災訓練の計画をはじめ、外的環境の変化と、会社内部の体制の変化に合わせた運用の仕組みの見直しや、事業継続能力の維持活動の推進、強化を日々行っています。
BCP発動時においては、事務局を設置し各種脅威に関する情報の収集と提供をはじめ、対策本部や業務継続チームメンバーの安否確認ならびに招集連絡、備蓄品の配給、対応経過の記録などを行います。

今年度の活動 3点

➀レジリエンス認証※の取得

BCP、BCMの活動を明確にし、従業員はもちろん取引先に対しても光洋のBCP活動を知っていただくなど、レジリエンス認証の取得のために動いています。

※レジリエンス認証…内閣官房国土強靱化室からガイドラインに規定する「認証組織の要件」に適合する旨の確認を受けた「一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会」が、ガイドラインに基づく「国土強靱化貢献団体認証」として行うもの

➁備蓄品の設置

当社では、防災用備蓄品として、水、防災食、カセットコンロ等を用意しており、定期的に消費期限を確認しながらローリングストックを実施しています。

➂防災・BCP訓練実施

本年度は、防災訓練から初動復旧対応までの訓練を実施しました。

1)シェイクアウト訓練の実施

従来の防災訓練とは異なり、「その時にいる場所」で地震が発生したと想定してとっさに身を守るという、従来の防災訓練とは異なる形式の訓練です。 机に身を隠した後は、落下品の危険があることを想定して、ヘルメットをかぶって避難しました。当社では普段から事務所の机や工場の壁に社員一人ずつのヘルメットが設置しています。

2)業務継続責任者から被災状況確認

社員全員が会社前の駐車場に避難したのを確認すると、課長と社員2名からなる1チームを1~3階にそれぞれ派遣し、火災現場や逃げ遅れなどの状況報告をトランシーバーで行いました。
また、会社の外周を回り、窓や壁の破損がないか確認をしました。今回トランシーバーの導入は初で、より実践的な訓練となりました。

訓練の最後は、東大阪市消防隊員の方をお招きし、新入社員や消火係に任命された社員が水消火器の実践訓練を実施しました。

「防災」から「事業継続活動」へ繋げるために

当社では、BCP(BCM)推進委員会を中心に、上記の活動を定期的に行っています。
各活動で蓄えた知識や物資は、直接社員と会社の身を守ることにつながると考えているからです。
そして、災害が万一起こった際にも、防災・減災だけではなく、次の事業継続に繋げる活動ができるよう、今後も継続して改善していくよう進めてまいります。