2026.06.08
会社情報営業の仕事というと「一日中外回りをして契約を取る」といったイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。当社はお客さまの元へ訪問し、課題解決そのものを提供する「コト売り営業」を強みとしています。
当社で取り扱う製品は、大きく「線ばね」と「板ばね」の2種類に分けることができ、その形状の違いから営業アプローチも異なります。
今回は「線ばねのコト売り営業」について、マスコットキャラクター「こいるん」が営業部に潜入取材。
特に重要な2つの業務をご紹介します!
【今回の潜入ポイント】
1.お客様の要望を丁寧に聞き取る力
2.各部署とのチームワーク
こいるん
「営業部がどんな仕事をしているのか、さっそく先輩にインタビューしてみます!」
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1. お客様の要望を丁寧に聞き取る力
光洋の強みである「コト売り」営業スタイルとは?
―そもそも「コト売り」とは何ですか?
製品そのもの(モノ)ではなく、お客さまの課題解決(コト)を提供する営業スタイルのことだよ。具体的には、製品の形状や仕様に関する要望を丁寧にヒアリングし、開発段階から伴走していくんだ。このスタイルの強みは、ばねに詳しくない人でも安心して相談できるところにあるね。
「強いばね」という要望の真意を探る

―今回のお客さまは、どのようなご要望なんですか?
今使っているものよりも「弾力が『強い』コイルばねが欲しい」というご相談でした。だけど、その「強い」という情報だけでは、具体的にどんなばねが必要なのかまだわからないんだ。
「強い」という感覚をもう少し具体的にするため、ばねの使用目的や設置スペース、温度などの使用環境といった詳細も含めて確認してみるよ。
―「強い」という感覚を具体化するとは?
コイルばねの強さは、線径や材質、コイル径・有効巻き数・自由長などの形状で変化するんだ。だから、お客様が求めている「強さ」が、どの性能を指しているのかを突き止めるのが大事なんだ。そこで「作動時荷重(ばねが動作するときに受ける力)」や、ばねの硬さなどを数値化していくことで、課題がどこに由来することなのかを明確にしていくんだ。
お客さまの「要望」を「カタチ」にするために
―どういった「強さ」が必要かわかりましたか?
ヒアリングの結果、作動時荷重に関わる問題の可能性が高いとわかったよ。ただし、本当にそれだけが問題なのかきちんと確認するためにも、現行品との比較ができるよう段階的に荷重を変えた試作品を提示し、お客さまに選定いただくよう提案したんだ。こうすることで、お客さまも感覚的だったものを数値として捉えられるし、要望に近いものをしっかりとイメージしやすくなるからね。
―線を太くしたり、コイル径を大きくしたりすれば強くなるんだと思っていました
ばねはそんなに単純ではないんだ。細い線材でもピッチを広くしたり、コイル径が小さくても線材を太くする、といったように、荷重が強くなる組合せはたくさんあるんだ。その中から一番適したものを選んでいくんだよ。
ただ今回は、設置スペースの制約があることから、コイル径を変えずに必要な荷重を実現する設計検討も並行して行っていくことにしたんだ。
大事なのは、お客様が困っていることの要因を特定して、解決するということだね。
「お客さまからの要望を具体化するために。ばねのプロとして、様々なアプローチで一緒に解決策を考えていくんですね!」

2.各部署とのチームワーク
―この後はどう進めていくんですか?
今回のような「コイルばね(線ばね)」は、形がある程度決まっているから、最初から機械を使用して試作をすることが多いんだ。
―「線ばね」と「板ばね」では進め方が違うんですか?
複雑な形状の板ばねになると、試作のために簡易な金型を作成して、手曲げをする工程が挟まるからね。板ばねは線ばねに比べて検討する内容も増えるんだけど、それはまた別の機会に(笑)。

―わかりました(笑)コイルばねができあがりましたね!
できあがったばねをお客さんと確認しながら、追加の要望があるかなど打ち合わせを重ねて、よりよいものに仕上げていくんだ。
生産前の社内連携
―試作は営業部だけで進めていくんですか?
とんでもない!
試作や量産をすることが決まったらまず連絡ツールを用いて、社内の様々な部署で情報共有を行い、検討を進めていくんだ。営業部がスケジュールや仕様情報を整理し、各部署から以下のような視点で意見が集まるよ。
・製造部:製造・運搬時の負荷や作業性
・管理部:梱包・物流の観点
・品質保証部:寸法ばらつきや工程内品質の確認
こうやって複数部署の視点を反映しながら、課題を事前に洗い出し、より品質の高い製品づくりにつなげているんだよ。
「生産前に多くの人の目に触れる体制があることで、あらかじめ生産時に起こりうる問題の原因をつぶして、製品の質を高めているんですね」

潜入を終えて
今回は、ばねに詳しくないお客さまにも適した「コト売り」営業と、生産の質を高める「社内の連携体制」という当社の営業の業務の2つの側面を紹介しました。
お客さまの課題を丁寧に言語化し、社内の知見を結集して形にしていくプロセスこそが、当社の営業の特長です。この記事を通じて、当社の営業活動について少しでも理解が深まれば幸いです。
こいるんは、線ばねと板ばねのコト売りの違いについても興味を持った様子。
次回も引き続き営業部に潜入予定です。お楽しみに!
株式会社光洋は、「つなぐ」「とめる」「しめる」などの様々な用途に使われるばねでお客さまのご要望にお応えします。お困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
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