2024.11.05
会社情報皆さんは11月と聞いて何を思い浮かべますか?
「文化の日」「勤労感謝の日」など祝日もありますが、メーカーや品質に関わる部署の方などは「品質月間」が最初に出てくるのではないでしょうか。
モノづくりに欠かすことのできない重要な3つの要素「QCD(Quality品質・Costコスト・Delivery納期)」の最初も品質になっていることからもわかるように、品質は製造業の骨子のような存在と言っても過言ではありません。
“モノづくりのまち”東大阪にある当社も、品質を重要視しています。
しかし、売り上げに直接影響しない品質活動は、目立ちにくい地道な活動です。そこで品質月間にちなんで、今回は「縁の下の力持ち」といえる品質活動の数ある目的の中から、当社が特に大切にしている3点をご紹介します。
【品質活動の目的】
➀作業条件の標準化で属人化によるミスを防止
➁品質ロス金額による損失を抑止
➂お客様の信頼と満足を守る
➀作業条件の標準化で属人化によるミスを防止
皆さんの会社には「◯◯さん(特定の作業者)にしか対応できない業務」というものはありませんか?
「他人に手順を教える」「進行状況を共有する」といった時間を省いてしまうと、属人化が発生します。作業者が在籍する間は問題となりにくいのですが、万が一の休職や退職などで作業者が不在となった際、後任者へ作業引き継ぎが不十分となり、結果としてミスが発生する要因の一つとなってしまいます。
そのような属人化によるミスを防止するため、当社ではあらかじめ潜在的な作業条件を抽出して明確化、マニュアル(作業標準書)へ落とし込む「標準化」を推進しています。
➁品質ロス金額による損失を抑止
品質ロス金額とは「人件費・交通費・物流費・作り直し費」といった品質トラブルが発生した際の対応にかかる費用のことを指します。
これらは決算書などに表記されることがない「見えないコスト」とも呼ばれ、企業の改善ポイントとしても見逃されやすく、知らぬ内に大きな損失になっている場合があります。
また、品質トラブル発生時は優先すべき対応が迫られることで、急な生産計画の変更や遅延で混乱が生じることがあります。その結果、従業員のモチベーション低下にもつながりかねません。
当社では、これらの損失を抑えるためにも、「工程FMEA※観点から懸念される故障モードの洗い出し・過去トラ対策有効性確認による継続的見直し」を行うことで、品質トラブルの発生を未然に防ぐ様に努めています。
※工程FMEA…製品や製造プロセスが持つリスクを設計段階で評価し、取り除く手法
より具体的な取組み内容につきましては、下記ブログをご参照ください。
【参照ブログ】
・光洋の品質保証体制について
・「光洋の品質活動~品質ロス金額を低減させるために~」
➂お客様の信頼と満足を守る
品質活動によって、当社が高品質の製品を提供しつづけることは、お客様の満足度向上にもつながり、ひいては当社のファン、そして今後も継続してお取引いただけるリピーターになっていただけることにもつながると考えています。
逆に安心できる製品を提供できなければ、お客様からのご期待を損ねてしまい、顧客満足度の低下につながってしまいます。
お客様からの信頼は企業にとっての生命線。
当社は、品質活動を通じてお客様の信頼と満足を守り続けます。
「品質月間」を契機に
今回は、品質活動の目的を3つご紹介しました。表面上に現れなくとも、企業にとっては重要な活動であることをご理解いただけたでしょうか。
光洋は”社会に貢献し、必要とされ、感謝される企業である”べく「六方よし」の経営理念を掲げて歩んで参りました。今回の品質月間を契機とし、光洋に関わる全ての方が幸せになれるよう、これからも品質活動に尽力して参ります。
株式会社光洋は、「つなぐ」「とめる」「しめる」などの様々な用途に使われるばねでお客さまのご要望にお応えします。お困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
お問い合わせ https://koyo-co.co.jp/contact/
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